車の買取って高く売れる時期ってありますか？
車の買取を業者に依頼するときには、時期によって価格に差が生じる場合があるので注意しましょう。車が高く売れる時期を知っておくと、それに合わせて準備をしておけるので大まかな傾向を掴んでおくと役に立ちます。
年間で高く売れる時期とは
年間を通してみたときに高く売れる時期と言われているのが1月下旬から3月上旬、8月から10月の二つです。車が高く売れる時期は平たく言ってしまえば中古車販売店が在庫を集めたい時期に相当しています。3月末の決算に向けて営業成績を向上させたいという動きが強まるのはどの業界でも同じでしょう。中古車業界では車を仕入れて売るという形で営業利益を上げていくので、年度末に向けて仕入れをしながら売っていくために年明け頃から積極的な買取が始められます。年明けになると一年旧式のモデルになってしまうという面もあるので、価格が下がったと考えて買ってくれる人も増えやすい時期になっているのが年明けであり、この時期には買取価格が上がるのが一般的です。
ボーナスの支給の影響
車の購入には大きな予算が必要になるので、8月から10月に高く売れるという状況ができます。夏のボーナスが手に入って中古車の購入を検討するようになるというパターンがよくあるからです。夏のボーナスが支給される前ではなく、8月以降に遅れて買取が積極的になるのは、既にボーナスで車を買おうと計画している人の中には新車の購入を検討している人が多いからでもあります。そのときに売ってくれる人からは十分にマージンを取って買取をしているのです。そして、その後にやはり新車ではなく中古車を買おうと決断した人たちをターゲットとするために買取価格を少し後らせ気味に引き上げるという形で営業戦略を練っていることが多くなっています。
高く売れる時期の後には注意
年間を通じて高く売れる時期は晩夏から初秋、年明けから年度末になりますが、その後の時期にも注意するようにしましょう。業者としては必死に在庫を集めて速やかに売るというサイクルを回しています。最終的に売れ行きが良ければ在庫が枯渇してしまうので、その後の販売のためのラインナップを揃えるために継続して買取促進を行う場合も少なくありません。しかし、在庫が十分に残ってしまった場合にはその時点で買取価格は引き下げて他の時期よりも安くしか買わない状況になってしまう場合もあります。そのため、高く売れる時期の売上の様子を確認して、成績が良い業者に時期を過ぎてから売ると高く売れるかもしれません。もう一つの高く売れるタイミングとして候補に入れておきましょう。
